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- 出汁の基本

出汁巻き卵は、日本料理に欠かせないメニューです。時間を問わず箸がすすみやすく、朝ご飯はもちろん、お弁当や晩酌のおつまみにも良いですね。出汁巻き卵は、その名の通り出汁を入れた卵焼きですが、出汁を素材から取ると時間がかかってしまいます。しかし、市販のものを活用すれば手間がかからず便利です。今回は、めんつゆを使った出汁巻き卵の作り方をご紹介します。
目次
めんつゆを使うメリット
プロの料理人が作る出汁巻き卵は、もちろん出汁から本格的に取り、手間や微妙な味付けにこだわって作られています。しかし、家庭でその味に近づけるのは非常に難しく、時間もかかってしまいます。めんつゆを使うと、ある程度味が決まっており、出汁の旨味も含まれるため、味付けに失敗する可能性が減ります。また、出汁をとる時間そのものが削減され、忙しい人にもおすすめです。
めんつゆの味の秘密
めんつゆは、そうめんのつゆ以外にも、様々な使い道があることで知られています。うどんやそばのスープの土台になったり、煮込み料理やてんぷらのつゆに使われたりと様々です。近年では、さらに炒め料理の味付けに用いられたりと、醤油の代わりにめんつゆを用いることが多くなりました。使い勝手の良さと、時間短縮ができる便利さが人気を集めています。めんつゆは、出汁と醤油、砂糖、みりんにより作られています。めんつゆの出汁には、昆布や削り節、椎茸やいりこなどからとられており、しっかりと旨味が含まれています。そのため、そのまま出汁巻き卵に使っても違和感なく味わえます。
めんつゆを使った出汁巻き卵のレシピ
めんつゆを使って簡単に出汁巻き卵を作る方法をご紹介します。材料は、卵4個、めんつゆ(3倍濃縮)大さじ1杯、水大さじ4杯、砂糖小さじ1杯、酒小さじ1杯、サラダ油です。砂糖の量は、好みにより加減して使用してください。醤油や塩は、めんつゆの味がしっかりしているため、使用しなくて良いでしょう。
めんつゆを使った出汁巻き卵を作るコツ
めんつゆを使った出汁巻き卵は、少し焦げやすいです。焦げないためのコツをお伝えします。まず、卵焼き器に卵液を入れた際に、すぐにかき混ぜないことです。卵液の外側や、卵焼き器に接している部分に少し火が通るまで待ちましょう。そして、大事なのが火加減です。焦らず、弱火で作りましょう。強火にすると、外側がすぐに焦げてしまいます。また、油はしっかり馴染ませましょう。油が少なすぎると、きれいに卵液を巻くことができません。
豆知識
めんつゆを使った出汁巻き卵は、冷凍保存が可能です。出来上がった出汁巻き卵をひとくちサイズに切り、ひとつづつラップで包みます。冷凍用の保存袋やタッパーに入れて、冷凍室へ入れておけば、2週間程度日持ちします。時間のあるときにまとめて作っておけば、もう一品増やしたい時や、お弁当のおかずなどに使うこともでき便利です。また、めんつゆは、液体タイプのものがよく使われますが、開封したらなるだけ早く使いきりましょう。賞味期限の目安は、開封後ストレートタイプは3~5日、濃縮タイプは2週間~2ヶ月以内に使い切ることとされています。開封してしまった後は、案外早く使い切らないといけませんね。日持ちを考えれば、濃縮タイプのものの方が安心でしょう。