- 投稿 2018/01/11
- 出汁の基本

余った出汁の処理
・捨ててしまってはもったいない
天然の素材を使って出汁を取った場合必要な分量より多めに出来上がってしまうこともあります。手間をかけた分捨てるのは気が進まないと思います。また、本来は一度に作った出汁をすべて使い切ることが最もおいしく味わえるやり方ですが、近いうちにまた出汁を使った料理をする予定があれば作り置きをしたいと考えることでしょう。
・保存をする
こうしたときに、出汁が上手に保存できればありがたいです。いつまでも新鮮なまま出汁の状態を保つことはできませんが、きちんと処理すれば数日から数週間まで持たせることができます。またこの保存するときにペットボトルなどの道具を使い便利に保存しておく方法もあるので紹介していきます。
出汁の保存は冷蔵か冷凍
・粗熱をとってから保存
水出しによる取り方でなければ、通常鍋に火をかけて100℃近い温度にしているので出汁を取り終えた直後は非常に高温の液体となっています。基本的に出汁の保存をしようとするのであれば冷蔵庫か冷凍庫に入れる必要があります。そのためまずはこの熱くなった出汁が冷めるのを待ってから次の段階に移っていきます。しばらくは放置して徐々に温度を下げていきますが、このままいつまでも放置して常温で置いておくことは避けるべきです。
・常温保存はその日限りにしよう
作って鍋に入れた状態で置いておくのはすぐに使用する場合に限ったほうが良いでしょう。なぜなら傷みの進行が冷蔵などと比べてとても早くなるからです。そうするとせっかく作った出汁の味が落ちることはもちろん菌が繁殖して衛生的にも良い状態とは言えなくなってしまいます。そのため冷ましている間にでも出汁を入れる容器を準備しましょう。
ペットボトルで便利に保存
・手軽な方法
密閉がしっかりできればどのような容器でも構いませんが、ここでコストもかけず手軽に用意できるものとしてペットボトルがあります。洗浄された空のペットボトルがあればこれに出汁を入れて冷蔵庫でも冷凍庫でも保存することが可能です。ペットボトルであれば、タッパーなどを使用したときと比べてこぼれてしまう危険性も下がります。そして使いたいときに飲み口の部分から少量を調整して取り出すこともできます。少し気を付けていなければならないのは、冷凍庫での保存をする場合ペットボトルを横に倒して凍らせないようにすることです。横に倒していると飲み口の部分が塞がれてしまい使い勝手が悪くなってしまいます。一度縦にして凍らせれば横にしても問題はないので、最初だけは立てておくと良いでしょう。また保存用のペットボトルには丸いタイプではなく角のある四角い形状の物の方が冷蔵庫内を有効的に使うことができます。余分なスペースを少しでも減らすことができるでしょう。
・冷凍していた場合
冷蔵していた場合は使いたいときすぐに使えますが、冷凍をしていた場合にはまず解凍をします。解凍の方法にはいくつかあり、時間的に余裕があれば前日から冷蔵庫に移してゆっくりと解凍をしていきましょう。時間を短縮したいときならボウルにお湯を張ってその中にペットボトルを入れればすぐに解凍ができます。
早めに使い切ること
冷蔵をした場合保存できる期間は数日から長くて1週間ほどです。冷凍をすればかなり延長ができ、1か月持つこともあります。しかしできるだけ早めに使うようにし保存の期間は短くしていくようにしましょう。