出し巻き卵を短時間で作るレシピ

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時間をかけることも短くすることもできる

出汁巻き卵は人によるアレンジをされることが多く、家庭によって味が違うことが通常です。そのため凝ったものを作ろうと思えばいくらでも可能で、その分調理には時間もかかってきます。余裕のある人であればこのようにして出汁巻き卵の味を研究してみても良いかと思います。しかし時間はそれほどかけたくないという場合もあると思います。出汁巻き卵は工夫すればできるだけ簡素に仕上げて、時間短縮をすることも出来る料理です。簡単に出来るといっても味付けさえちゃんとした分量でしていればおいしく味わうことができます。

何に時間がかかるか

・出汁を取る時間

時間を短縮して出汁巻き卵を作ろうと思うのであれば、そもそもどの調理過程に時間が多く取られてしまうのか知る必要があります。考えられるものとしてはまず、出汁巻き卵に必須である出汁です。出汁を天然素材から取ろうとするとそれだけで卵を焼くよりも時間がかかってしまいます。例えば昆布出汁はまず干し昆布を水に30分浸してから加熱することでうま味を抽出しています。そのため最低でも30分を超えてきます。かつお出汁を使ってみようと思えば昆布出汁よりも早く取ることは可能ですがそれでも水を沸騰させる時間や、出汁を濾す作業なども必要です。その分素材の活きたうま味を引き出すことができますが、ここで時間短縮をするのであれば顆粒タイプの出汁が選択肢として挙げられます。これを使えば水に溶かすだけで出汁を作ることができます。

・焼く時間
もう一つ出汁巻き卵で時間が取られる調理過程と言えば焼く作業です。しかしこの全てを省いては料理が完成しないので、焼き方を変えていきます。出汁巻き卵でよくされている焼き方は複数回に分ける方法です。こうすることで何層にも分かれた出汁巻き卵ができ、形も整えやすくなります。もちろん分けて焼く分毎回卵が焼けるまで待つ必要があり時間がかかってしまいます。そこで卵液を一度に全て入れて焼くようにしてみましょう。これでも作れないということはありません。形をきれいにするのはやや難しくなってしまいますがこれによって完成までの時間を早めることができるでしょう。

焼き方

1 フライパンを熱した状態にしてから卵液を入れましょう。
2 箸で1周軽く卵液をかき混ぜて底面が焼けるまで加熱します。
3 奥の方からやぶけないように丁寧にひっくり返していきます。
4 一番手前まで全て巻き込んで長方形にできればフライパンの端で形を整えて完成です。
たったこれだけで出汁巻き卵は作れます。ひっくり返す時、卵がまだ半熟であっても構いません。最後形を整えながら余熱でも固まり、またそのことによってきれいな形へと変形させていくことができます。

砂糖や醤油を加えても良い

出汁を使うだけでは物足らないと感じた場合、調味料で調整してみましょう。砂糖や醤油は使われることも多いです。多く入れ過ぎてしまうと味のバランスが崩れてしまうため小さじ1程度入れれば足りるでしょう。出汁を増やしても構いませんが、その場合は焼くときに型崩れをする可能性が上がるので慣れるまでは卵4個に対して大さじ3くらいにしましょう。以上のやり方を実行すればおいしい出汁巻き卵が短時間で作れると思います。