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- 出汁の基本

お茶漬けは手軽に楽しめる食事として昔から日本で親しまれています。中でも出汁をかけるだし茶漬けは出汁の風味や香りを楽しむことができ、日本らしさを感じることができるものではないでしょうか。出汁を使っただし茶漬けについてご紹介します。
目次
だし茶漬けとは
まずお茶漬けとはその名の通り、炊いたご飯にお茶をかけて食べる料理のことを指します。ご飯にスープや白湯をかけて食べる料理は米食の習慣がある世界の地域で広く見ることができますが、ごはんにお茶をかける料理は珍しいようです。
だし茶漬けとはお茶の代わりにだしをかける料理で、お茶をかけるさっぱりとしたお茶漬けとは違い、日本特有の出汁の香りを楽しむことができる料理です。手軽に作ることができ、食欲がない時にも食べやすく消化にもよく重宝されます。
だし茶漬けの作り方
まずは基本のだし茶漬けの作り方をご紹介します。出汁をまとめて取っておき、食べるときに温めれば調理時間を短縮することができます。
【材料】2人分
出汁(作りやすい分量)
かつお節…30g
水…1000ml
ごはん…2膳
のり…適量
あられ…適量
白ゴマ…適量
わさび…適量
梅干し、鮭等好みの具材
【作り方】
1. 出汁を取ります。鍋に水を入れて沸騰させて火を止めます。
2. 1にかつお節を入れ、1~2分置きます。
3. ざるにさらしかキッチンペーパーを乗せ、2を濾して出来上がりです。自然に落ちる出汁だけを使います。火を止めてからかつおを入れることで上品な出汁をとることができます。3で濾す際かつお節を絞るとえぐみが出るので自然に濾されるのを待ちましょう。(※出汁を作り置きする場合はここでしっかりと冷ましたものを清潔な容器に入れ、冷蔵庫で保存します。出汁をとってから時間がたつと風味が落ちるので、2~3日中に使いきるようにしましょう)
4.大きめの茶碗にごはんを盛り、あられを乗せて熱々の出汁をかけ、もみ海苔を載せて出来上がりです。好みの具材を乗せていただきましょう。
ごはんはそのままでもよいですが、一度ざるにあけて水でさっとぬめりを落とすことでさらさらとしただし茶漬けになります。夏場はごはんを一度洗い、出汁をよく冷やすと冷やしだし茶漬けが楽しめます。
白だしを使ったお手軽だし茶漬け
出汁をとる手間を省けばもっと手軽にだし茶漬けが楽しめます。すぐできるので夜食にもぴったりです。
【材料】
ごはん…1膳
のり…適量
白だし…大さじ1 1/2
湯…1カップ
白ゴマ…適量
わさび…適量
梅干しなどの具材
【作り方】
1.出汁を作ります。白だしとお湯を混ぜ合わせます。
2.ごはんに出汁をかけ、あぶってちぎったのりを乗せ、好みでわさびや梅干しを乗せて出来上がりです。
白だしはメーカーによって塩分が異なります。味見をして塩分が濃い場合はお好みでお湯の量を調整してください。
顆粒だしを使ったお手軽だし茶漬け
白だしがない場合、顆粒の和風だしを使って作ることができます。
【材料】
ごはん…1膳
のり…適量
顆粒だし…小さじ1
湯…1カップ
わさび…適量
白ゴマ…適量
梅干しなどの具材
【作り方】
1.お湯に顆粒だしを入れ、よく混ぜて溶かします。
2.ごはんに白ゴマ、あぶってちぎったのりを乗せて出汁をかけて出来上がりです。好みでわさびや梅干しなどの具を乗せていただきます。