だしパックでだしを取る

だしをパックに詰めただしパックというものも市販されています。自分でだしをとる必要がなく、だしを取った後にだしの材料をこす必要もないため、非常に手軽にだしを取ることができます。簡単に言うと使い捨てタイプのだしです。だしパックについての理解を深め、だしパックを使った料理を習得することによって、だしパックを使い分けながら手短に料理が作れるようになるでしょう。

目次

だしパックとは

だしパックとはだしなどの原料があらかじめパックに詰められているものを言います。パックのままお湯に入れればすぐにだし汁が作れる優れものです。化学調味料があらかじめ含まれているだしパックもあるので、味付けをする手間も省けます。天然だしのパックの場合はだしを取ったあとにパックを破いてだしがらを料理に使うこともできます。ただし、自分で味を調節することができないため、一定の味になりやすいです。また、用途によって化学調味料が含まれているものとそうでないものをきちんと使い分ける必要があります。化学調味料が含まれている場合は、塩分も多めになるので注意が必要です。

だしパックの種類

だしパックも様々なメーカーから製造、販売されています。ヤマキのだしパックは、通常のかつお、いりこ、あわせだしのパックの他に、かつお節と昆布の旨味を凝縮したこだわりの天然だしパックや調味料入りの割烹だしがあります。久原本家のだしパックは本格的なだしの旨味を追求した天然だしパックで、価格は少し高めです。野菜だしや減塩タイプのだしパックも扱っています。かね七はかつお節、昆布、あごだしのパックを製造販売しており、天然だしパックもあります。ユタカフーズもかつお節、あごだし、野菜だし、減塩タイプと様々なだしパックを扱っています。野菜だしは化学調味料も入っていない野菜の旨味を凝縮しただしパックです。山長商店からも様々な天然だしパックが販売されており、まぐろ節のだしパックもあります。

だしパックのだしの取り方

(材料)

だしパック 1袋10g

水 400cc~600cc

鍋に水を入れて、だしパックを入れます。

鍋を強火で沸騰させます。

沸騰したら中火にして5分ほど煮出します。

火を止めてパックを取り出して、完成です。

だしパックで一品

大根の煮物

大根の煮物もだしパックを使って煮るだけで簡単に作れます。豚バラ肉などを入れなくても美味しく仕上がります。

材料(2人分)

大根 2分の1本

だしパック(ヤマキ割烹だし) 1パック

水 400mm

大根は皮をむき、輪切りにします。

鍋に水、だしパック、輪切りにした大根を入れます。

だしパックは軽く振ってから鍋に入れ、しっかりと水分を浸透させるようにします。そうすることで旨味を引き出しやすくなります。

鍋を火にかけます。沸騰したらさらに中火で数分煮込みます。

だしパックを取り出します。

煮詰まらないように水を加えながら大根が柔らかくなるまで弱火で煮込みます。

だしパックの中身を使っただしがらふりかけ

(材料)

だしがら 3パック分

醤油 大さじ2分の1

砂糖 大さじ4分の1

みりん 大さじ2分の1

だしがらは軽く絞って水気を少なくしておきます。

フライパンを熱し、だしがらを入れて水気をとばします。

水気がなくなったら濃口醤油、砂糖、みりんを入れて煮詰めます。

水分がなくなったら、完成です。

だしがらは痛みやすくなっているので早めに使用するようにしたほうが良いでしょう。